【ヒーターマットで安定発酵】春よ恋100%使用!失敗しない高加水サワードウブレッド(25℃レシピ)
「冬になるとサワードウが膨らまない」「発酵時間が読めなくて失敗する」
そんな悩みを抱えていませんか?日本の強力粉「春よ恋」は、しっとりした食感が魅力ですが、特に高加水サワードウは温度に敏感で、季節によっては発酵が不安定になりがちです。
私も以前は室温18℃の低温で苦戦し、満足いくパンが焼けませんでした。しかし、ある秘密兵器を導入することで、一年中、理想的な温度25℃を安定して保ち、再現性の高いサワードウを焼くことに成功しました。
この記事では、失敗しがちな低温環境を克服し、春よ恋の美味しさを最大限に引き出すための【ヒーターマットを使った25℃安定発酵レシピ】を、「何時に何をするか」という具体的なスケジュール付きでご紹介します。
このレシピが「失敗しない」3つの理由
- 温度の完全固定(25℃): 外部環境に左右されず、常に安定した発酵速度を実現します。(Bunmeryヒーターマットの紹介への布石)
- 「春よ恋」に合わせた最適化: 伸びの良い春よ恋の特性を活かし、グルテン形成を考慮したストレッチ&フォールド4回に調整。
- スケジュール化: 「AM 8:00ルヴァン開始、PM 12:30オートリーズ」など、具体的な時刻で迷いなく作業できます
【なぜ必要?】ヒーターマットを使った温度管理の重要性
低温で失敗する時代は終わりました。サワードウ作りの「再現性」は、温度で決まります。
私も以前は冬の18℃環境で発酵に悩み、酸味が強すぎたり、膨らまなかったりするパンを焼き続けていました。しかし、サワードウの発酵に最適な25℃を常にキープできるようになったことで、その問題は完全に解決しました。
あなたのサワードウが安定しない原因は、作り方ではなく「温度の不安定さ」にあるかもしれません。
🚨 サワードウ発酵の難関:日本の環境と器具の制約
実は、日本で安定した25℃発酵を実現するのは、簡単なことではありません。
- 国内発酵器の温度設定の下限: 国内主要メーカーの家庭用パン発酵器の多くは、設定温度の下限が30℃程度に設定されています。一部25℃設定可能な高機能製品も存在しますが、決定的な欠点があります。
- 日本の夏が長くなった問題: それは、発酵器には冷却機能がなく、設定温度が室温以下にはならないという点です。近年、日本の夏は長く、室温が30℃を超える日が続きます。高額な発酵器を購入しても、庫内が30℃から下がらず、サワードウに最適な25℃を確保できないため、特にルヴァンやバルク発酵で過発酵のリスクが高まります。
- 海外製品のリスク: 低温設定が可能な海外製品も、日本の電力規格に合わず、保証外となるリスクがあります。
✅ 解決策:Bunmeryヒーターマットという革命
こうした制約を解決するために、私がたどり着いたのがBunmeryのヒーターマットでした。
- 安価で導入可能: 専門の発酵器に比べて遥かに安価で、初期投資を抑えられます。
- 温度設定の柔軟性: 1℃単位で温度を設定でき、サワードウに最適な23℃〜27℃を自在にコントロール可能。
- 直接測定の正確性: 生地内部にセンサーを差し込めるため、庫内温度ではなく、生地そのものの温度を正確に管理できます。
- 夏の課題をクリア: たとえば、ヒーターマットを保冷剤を敷いた箱に設置し、ヒーターの電源をオフにすることで、室温よりも低い25℃設定を維持するという裏技も使えます。
これらの理由から、このマットこそが「春よ恋」を使った安定したサワードウ作り、そしてトラブルを避けるレシピの再現性には不可欠なツールだと確信しました。
レシピで使用したおすすめ調理器具(アフィリエイト連携)
- 温度管理の安定に不可欠:Bunmery ヒーターマット
- 本格的な焼成のために:ダッチオーブン(ロッジ社製を推奨)
- 正確な計量に:高精度デジタルスケール
春よ恋の特性を活かすためのポイント
オートリーズの重要性と水分の扱い方
- オートリーズの役割: 粉と水を先に混ぜて30分間置くことで、春よ恋のデンプンが十分に水を吸い、グルテンの形成が自然に進みます。これにより、ミキシング時の負担が減り、伸びの良いグルテンが作りやすくなります。
- 全量の水を一度に入れる理由: 春よ恋は国産小麦の中でも吸水性が比較的良いですが、高加水(78%)を安定して扱うため、今回はシンプルに水を一度に全量投入しています。ただし、オートリーズの工程で、生地が水分を多く含みすぎると感じた場合は、無理せず水の量を減らして調整してください。
焼成時の重要な仕上げのコツ
- 目標内部温度97℃: 焼き上がりの際、パンの内部温度が97℃に達していることを確認してください。この温度に達することで、パン内部のデンプンが完全に糊化し、「焼き残り」を防ぎます。
- 「もちもち」感を出す冷却: 焼き上がりのパンをすぐにスライスすると、内部の熱い水分が一気に蒸発し、食感がねばついてしまいます。春よ恋特有のもちもちとした最高の食感を楽しむために、ワイヤーラックの上で必ず2時間冷ましてからスライスしてください。
材料
必要な器材
Method
- 小さな容器にルヴァン種の材料(強力粉 20g、水 25g、スターター 5g)を混ぜ合わせます。
- 推奨温度 26〜27℃で管理し、ピークを迎えるまで発酵させます。(目安:4〜5時間)体積が2倍になり、表面に気泡ができていることを確認します。
- メイン生地用の強力粉480gと水365gを入れ、粉気がなくなるまで混ぜ合わせます。(塩とルヴァン種はまだ入れません)
- ボウルをラップで覆い、推奨生地温度 25℃で30分間休ませます。
- 30分後、ルヴァン種 50g を加えます。生地が均一に混ざり、ルヴァン種が全体に分散するまで、スタンドミキサーの低速(手捏ねの場合は優しく押さえるように)で1〜2分間混ぜます。この段階では強く捏ねず、均一化を目的とします。
- 次に、塩 10g を少量ずつ加え、生地全体に均一に広がるように低速でさらに1〜2分間混ぜ込みます。このミキシング工程の合計時間は4分以内とし、生地の強化はバルク発酵中の折り込みに委ねます。
- 理想的な生地温度は 25℃ を保ちます。
- 生地が自然にのびるようになったら作業台に取り出し、破れないように慎重に四角く薄く広げます。
- 生地の両端を内側に折りたたみ、さらに上下も折りたたんで丸くまとめます。
- これにより、生地に均一な張りと層が生まれます。ボウルに戻し、30分間休ませます。
- 生地のバルク発酵(一次発酵)を推奨温度 25℃ で行います。
- 最初の2時間で、30分ごとに優しく、慎重にS&Fを合計4回行います。
- 1回目〜4回目(30分ごと): 生地をボウルの中で手前に引っ張り、上に伸ばして折りたたむ工程を、ボウルを回しながら四方に行います。
- S&F完了後も、生地が約1.5倍に膨らみ、側面に泡が見えるまで発酵を続けます。(合計4〜5時間程度)
- 作業台に軽く打ち粉をし、生地をすくい取ります。優しく丸めて表面を張らせ、覆いをせずに30分間休ませます。
- 生地を裏返し、最終的な成形を行います。(バスケット型またはブール型)
- 成形後、500ml発酵カゴに布を敷き、打ち粉をして生地を入れます。
- 発酵カゴ全体をシャワーキャップやビニール袋でふんわりと覆い、冷蔵庫(4℃前後)で12〜16時間、低温長時間発酵させます。
- オーブンとストウブ鍋(またはダッチオーブン)を250℃で1時間予熱します。生地をオーブンに入れ、蓋をしたまま250℃で20分、蓋を取って230℃に下げてさらに20分焼きます。
- 完了すると、内部温度は約 97°Cになっているはずです。パンをワイヤー ラックの上で 2 時間冷ましてからスライスします。
栄養価
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- オープンクラムを目指すため、ラミネーションやS&Fは丁寧に行い、生地に強いグルテン膜を形成させてください。
- バルク発酵の終了は、時間よりも生地の状態(約1.5倍の膨らみ、側面の泡)を優先して判断します。
- コールドプルーフの際は、生地の乾燥を防ぐため、ビニール製のシャワーキャップなどでカゴ全体を覆ってください。水滴が直接生地に触れないように、密着させずふんわりと覆うのがコツです。
まとめと次のステップ
レシピ成功がもたらすメリットの再確認
このレシピを通じて、あなたは以下の大きなメリットを手に入れました。
- 安定した発酵: Bunmeryヒーターマットと25℃の温度管理により、日本の季節や室温に一切左右されることなく、常に予測通りの発酵を実現しました。
- 高品質な食感: 春よ恋100%のしっとり感、もちもち感を最大限に引き出した、風味豊かなサワードウブレッドが完成しました。
- 確実なスケジュール: AM8:00ルヴァン開始、PM12:30オートリーズといった明確なスケジュールで、パン作りが生活の一部として無理なく組み込めるようになりました。
次の挑戦へ:あなたのサワードウの旅を広げましょう
安定した「春よ恋100%」のパンが焼けるようになった今、サワードウの世界をさらに広げましょう。
次は、全粒粉やライ麦を一部配合することで、さらに複雑で奥深い風味を探求するステップです。風味豊かなライ麦がもたらす酸味と香りは、サワードウの醍醐味の一つです。
ぜひ、次の挑戦として、[ライ麦配合のサワードウレシピ](←ここにサイト内の別記事リンクを設置)に挑戦してみませんか?
このレシピの加水率は、約80.4% になります。しかしルヴァン種を含めると値は変わります。
加水率の計算を行うため、レシピ全体の粉と水の総量を特定します。ルヴァン種はメイン生地に投入されるため、その内訳である粉と水も全体の総量に加算します。
ルヴァン種の配合
- 粉の量: 20 g
- 水の量: 25 g
- スターター: 5 g (この5gは計算の基準となる粉と水には含めず、ルヴァン種全体の構成要素とします)
- 全粉の総量
- メイン生地の強力粉: 480 g
- ルヴァン種の強力粉: 20 g
- 全粉: 480 g + 20 g = 500 g
- 全水の総量
- メイン生地の水: 365 g
- ルヴァン種の水: 25 g
- 全水: 365 g + 25 g = 390 g
加水率の算出
加水率は、全水の総量を全粉の総量で割り、100をかけることで求めます。
計算式 加水率 = 全水の総量 ÷ 全粉の総量 × 100%
加水率 = 390 g ÷ 500 g × 100% 加水率 = 0.78 × 100% = 78%
このレシピの加水率は78%です。
ルヴァン種を考慮した補正(メイン生地投入量に基づく計算)
レシピでは「50 g ルヴァン」をメイン生地に投入するとあります。これは、ルヴァン種を作るために計量した粉20gと水25gが、ルヴァン種50gの一部として生地に加えられていることを意味します。
ルヴァン種50gを、提示された配合比(粉20g : 水25g : スターター5g = 4 : 5 : 1)で分解すると、ルヴァン種に含まれる粉と水の量は以下の通りとなり、上の計算と一致します。
- ルヴァン種に含まれる粉の量: 50 g × (20 / 50) = 20 g
- ルヴァン種に含まれる水の量: 50 g × (25 / 50) = 25 g
したがって、ルヴァン種を考慮した最終的な加水率は78%となります。
高加水」の印象について
「高加水」という言葉がタイトルについていることから、一般的には80%以上の加水率を想定しますが、このレシピでは塩の重量(10g)を総粉量(500g)で割ると 2.0% と、標準的な塩分量(1.8%〜2.2%)です。
塩水として塩を溶かす工程で水の一部が消費されたり、粉の吸水性が非常に高かったりする場合、実質的な扱いやすさが「高加水」と感じられる理由かもしれません。
- 加水率:78%
- 塩分:10g/500g = 2.0%
オープンクラムのサワードウブレッドを作るにあたり、78%は非常に良い出発点です!
🍞 ベーカーズパーセント
| 材料 | 重量 (g) | ベーカーズパーセント |
| 総粉量 | 500 g (480g + 20g) | 100% |
| 総水量 | 390 g (365g + 25g) | 78.0% |
| 塩 | 10 g | 2.0% |





