レシピ

【サワードウ研究ノート】日本の粉で焼く海外レシピ #1

levain.sbj@gmail.com

このレシピは、世界的に有名なサワードウブレッドのスペシャリストである THE PERFECT LOAF の Maurizio Leo さんの初心者向けサワードウブレッドのレシピを、日本の粉と日本の気候でもおいしく焼けるように工夫しています。全粒粉ライ麦粉を少量加えることで豊かな風味を実現した、シンプルな初心者向けサワードウブレッドです。

しかし、日本人は酸っぱいパンは苦手です。私の家族も酸っぱいパンは食べてくれません。酸っぱさが気になる場合は、ライ麦粉は省くといいです。また、発酵に時間をかけすぎても酸っぱくなるので、適温で発酵させることが大事です。

ダッチオーブン(ストウブ)で焼き上げることを想定しています。風味豊かなクラスト、ふんわりとしたクラム(内層)が特徴の、日常的に楽しめる一斤のパンを目指します。

オートリーズ

オートリーズには、粉と水しか入れません。生地の酵素活性を促進し、小麦粉から糖分を引き出します。さらに、生地の伸長性(生地が破れずに伸びる能力)を高めるのにも役立ちます。

バルク発酵

一次発酵は、オートリーズ後、ルヴァン種と残りの水・塩を混ぜ合わせた後、ボウルまたは容器に入れて蓋をし、休ませます。この段階で生地は発酵過程に入ります。バクテリアと酵母が有機酸とアルコールを生成し始め、生地を膨らませます。これが最終的なパンの風味と膨らみにつながります。

このレシピは、軽くて開いたクラム(内部)と濃い色のカリカリのクラスト(皮)が特徴です。

ミキシング

初心者向けではありますが、オートリーズ後にルヴァン種を混ぜるには、コツが必要です。

ドライイーストでパンを焼いている方なら、バターを入れた時の感触と近いと言えば妥当でしょうか。使用している強力粉「春よ恋」は捏ねるエネルギーをしっかり受け止め、強固な骨格に変換できる能力において、非常に耐性が高い粉です。難しく言うと、以下の項目で科学的物理的根拠となります。

  • ファリノグラフ(Farinograph)による安定度
  • グルテニンポリマーの構造
  • 日本国内の製パン実務における評価
levain.sbj@gmail.com

初心者向けサワードウブレッド(春よ恋使用・1斤分)

このレシピは、全粒粉とライ麦粉を少量加えることで豊かな風味を実現した、シンプルな初心者向けサワードウブレッドです。こねは少なく、ダッチオーブン(コンボクッカー)で焼き上げることを想定しています。生地の扱いやすさと、風味豊かなクラスト、ふんわりとしたクラム(内層)が特徴の、日常的に楽しめる一斤のパンを目指します。
準備時間 2 時間
調理時間 1 時間
発酵 15 時間
合計時間 18 時間
サービング: 1
コース: Bread
料理: Japanese
カロリー: 1651

材料
  

ルヴァン用
オートリーズ用
  • 387 g 強力粉 春よ恋
  • 57 g 全粒粉 北海道産全粒粉 春よ恋(石臼挽き)
  • 25.5 g ライ麦粉 ライ麦全粒粉 細挽(鳥越製粉)
  • 301.5 g ミネラルウォーター
メイン生地用
  • 25 g ミネラルウォーター
  • 9 g 海塩 ゲランドの塩(顆粒)
  • 95 g ルヴァン種 熟したもの

必要な器材

Method
 

ルヴァン(朝8:00頃)
  1. ルヴァン種用の材料を混ぜ合わせ、ジャーに入れる。
  2. ゆるく蓋をして、23~24℃の温かい室温に5~6時間置いておきます。出来上がりは膨らみ、上面、中面、側面が泡立ち、ほのかな酸味が漂います。
    Sourdough starter ルヴァン種
オートリーズ(昼12:00頃)
  1. オートリーズ用の材料(強力粉、全粒粉、ライ麦粉と水をミキシングボウルに入れ、粉気がなくなるまで混ぜ合わせる。
  2. ボウルを覆い、室温で30~40分放置する。
ミキシング(午後1:00頃)
  1. オートリーズ生地に、ルヴァン種(95g)と残りの水(25g)の半分を加え、指先でつまむようにして生地に練り込む。
  2. 塩(9g)を加え、生地の固さを見ながら残りの水で調整し、さらに混ぜ込む。
  3. 生地が一つにまとまり、粘りが出てくるまで、ウェットハンドで数分間混ぜる(こねすぎない)。
  4. 生地を丸め、ボウルに戻して蓋をする。望ましい生地温度(DDT)は25℃です。
バルク発酵(午後1:10~午後5:10頃)
  1. 室温(24°C程度が理想)で、約4時間を目安に一次発酵させる。生地が約30~40%膨らむのを目安とする。
  2. 発酵の最初の2時間で、30分ごとにストレッチ&フォールドを合計3回行う。
  3. 残りの時間は、生地をそっとしておく。
分割と予備成形(午後5:15頃)
  1. 生地を軽く打ち粉をした台に取り出し
  2. 生地の端を中央に折り込みながら、優しく丸く予備成形する。
  3. 生地を覆い、30分間ベンチタイムをとる。
最終成形(午後5:45頃)
  1. 生地を裏返し、軽く広げてガスを抜く。
  2. パンの形状(バゲット型またはブール型)に合わせて成形し、表面に張りを出す。
最終発酵(午後6:05~翌朝)
  1. 成形した生地を、打ち粉(米粉など)を振った発酵かご(バヌトン)に入れる。
  2. ビニール袋などで密閉し、冷蔵庫(3°C)で一晩(16時間)低温発酵させる。
焼成(翌朝9:30頃)
  1. 焼成の1時間前に、ダッチオーブン(またはコンボクッカー)を蓋つきのままオーブンに入れ、250°Cに予熱する。
  2. 生地を冷蔵庫から取り出し、オーブンシートの上でクープを入れ、熱くなったダッチオーブンに生地を移す。
  3. 蓋をしてオーブンに戻し、250°Cで20分焼く。
  4. 蓋を取り、温度を230°Cに下げて、さらに25~35分間焼成し、濃いきつね色にする。
  5. 焼き上がったら網の上で冷ます。

栄養価

サービング: 1カロリー: 1651kcal炭水化物: 345.8gタンパク質: 26.2g脂肪: 7.9g飽和脂肪: 1.2g多価不飽和脂肪: 3.4g一価不飽和脂肪: 1.1gナトリウム: 3542mgカリウム: 892mg食物繊維: 22.4g糖分: 10.1gカルシウム: 84mg鉄: 2.2mg

メモ

合計生地重量 900 g
加水率 76%
 
⭐️ ミキシング時、生地とルヴァン種が分離して、最初は捏ねるのが大変ですが、「春よ恋」ならしっかりこねて大丈夫です。しっかり捏ねることにより、「春よ恋」のポテンシャルを引き出し、焼き上がりが最高潮に膨らみます。
逆に、S&Fだけだと、冷蔵庫から出しても少しダレた感じになります。

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LEVAIN - SOURDOUGH BAKER JAPAN
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