【サワードウ研究ノート】日本の粉で焼く海外レシピ #1
このレシピは、世界的に有名なサワードウブレッドのスペシャリストである THE PERFECT LOAF の Maurizio Leo さんの初心者向けサワードウブレッドのレシピを、日本の粉と日本の気候でもおいしく焼けるように工夫しています。全粒粉とライ麦粉を少量加えることで豊かな風味を実現した、シンプルな初心者向けサワードウブレッドです。
しかし、日本人は酸っぱいパンは苦手です。私の家族も酸っぱいパンは食べてくれません。酸っぱさが気になる場合は、ライ麦粉は省くといいです。また、発酵に時間をかけすぎても酸っぱくなるので、適温で発酵させることが大事です。
ダッチオーブン(ストウブ)で焼き上げることを想定しています。風味豊かなクラスト、ふんわりとしたクラム(内層)が特徴の、日常的に楽しめる一斤のパンを目指します。
オートリーズ
オートリーズには、粉と水しか入れません。生地の酵素活性を促進し、小麦粉から糖分を引き出します。さらに、生地の伸長性(生地が破れずに伸びる能力)を高めるのにも役立ちます。
バルク発酵
一次発酵は、オートリーズ後、ルヴァン種と残りの水・塩を混ぜ合わせた後、ボウルまたは容器に入れて蓋をし、休ませます。この段階で生地は発酵過程に入ります。バクテリアと酵母が有機酸とアルコールを生成し始め、生地を膨らませます。これが最終的なパンの風味と膨らみにつながります。
このレシピは、軽くて開いたクラム(内部)と濃い色のカリカリのクラスト(皮)が特徴です。
ミキシング
初心者向けではありますが、オートリーズ後にルヴァン種を混ぜるには、コツが必要です。
ドライイーストでパンを焼いている方なら、バターを入れた時の感触と近いと言えば妥当でしょうか。使用している強力粉「春よ恋」は捏ねるエネルギーをしっかり受け止め、強固な骨格に変換できる能力において、非常に耐性が高い粉です。難しく言うと、以下の項目で科学的物理的根拠となります。
- ファリノグラフ(Farinograph)による安定度
- グルテニンポリマーの構造
- 日本国内の製パン実務における評価
材料
必要な器材
Method
- ルヴァン種用の材料を混ぜ合わせ、ジャーに入れる。
- ゆるく蓋をして、23~24℃の温かい室温に5~6時間置いておきます。出来上がりは膨らみ、上面、中面、側面が泡立ち、ほのかな酸味が漂います。

- オートリーズ用の材料(強力粉、全粒粉、ライ麦粉と水をミキシングボウルに入れ、粉気がなくなるまで混ぜ合わせる。
- ボウルを覆い、室温で30~40分放置する。
- オートリーズ生地に、ルヴァン種(95g)と残りの水(25g)の半分を加え、指先でつまむようにして生地に練り込む。
- 塩(9g)を加え、生地の固さを見ながら残りの水で調整し、さらに混ぜ込む。
- 生地が一つにまとまり、粘りが出てくるまで、ウェットハンドで数分間混ぜる(こねすぎない)。
- 生地を丸め、ボウルに戻して蓋をする。望ましい生地温度(DDT)は25℃です。
- 室温(24°C程度が理想)で、約4時間を目安に一次発酵させる。生地が約30~40%膨らむのを目安とする。
- 発酵の最初の2時間で、30分ごとにストレッチ&フォールドを合計3回行う。
- 残りの時間は、生地をそっとしておく。
- 生地を軽く打ち粉をした台に取り出し
- 生地の端を中央に折り込みながら、優しく丸く予備成形する。
- 生地を覆い、30分間ベンチタイムをとる。
- 生地を裏返し、軽く広げてガスを抜く。
- パンの形状(バゲット型またはブール型)に合わせて成形し、表面に張りを出す。
- 成形した生地を、打ち粉(米粉など)を振った発酵かご(バヌトン)に入れる。
- ビニール袋などで密閉し、冷蔵庫(3°C)で一晩(16時間)低温発酵させる。
- 焼成の1時間前に、ダッチオーブン(またはコンボクッカー)を蓋つきのままオーブンに入れ、250°Cに予熱する。
- 生地を冷蔵庫から取り出し、オーブンシートの上でクープを入れ、熱くなったダッチオーブンに生地を移す。
- 蓋をしてオーブンに戻し、250°Cで20分焼く。
- 蓋を取り、温度を230°Cに下げて、さらに25~35分間焼成し、濃いきつね色にする。
- 焼き上がったら網の上で冷ます。
栄養価
メモ
| 合計生地重量 | 900 g |
| 加水率 | 76% |





